主な講義紹介

歴史・政策部門

日本経済史I・II 1910年代末の独占資本主義成立期以降の日本経済の展開過程をあとづけることによって、今日の日本経済を理解するための歴史的前提を提示します。
イギリス近代思潮 市民社会の入口に立っていた18世紀イギリスの人々が、何を求めて人生を歩んでいったかを考察し、そこから今日の日本人の生活様式を照らし出します。
経済政策論I・II 経済政策は、19世紀末以降の資本主義経済の変容とともに積極的に展開され、第二次大戦後に長期的制度として経済にビルトインされたが、このプロセスを概括します。
労働経済論I・II 労働および賃労働の政治経済学の基礎的理解をおこないます。それによって、労働経済に関わる理論・歴史・現状の総合的把握のための理論的前提を習得することをめざします。
財政学I・II 現代の資本主義経済に対して財政がどのような役割を果たしているかを解明します。具体的には、現代資本主義の経済構造、企業と政府の関係、現代社会における財政の動きについて、論じます。
地方財政論 現代地方自治の政治・社会・経済理論について講義します。キーワードは、財政危機・高齢化・地域福祉・情報公開・参加と分権などです。

国際・金融部門

金融論 主として資本主義の金融の原理的領域を明らかにします.商業信用から銀行信用制度、株式会社制度まで、原理的に解明します。また、折々に現実認識にも接近します。
国際金融論 変動する今日の世界の金融、通貨の動きを、これまでの国際金融の歴史を学びながら、分析、予測します。
証券市場論I・II バブルの歴史をふり返りながら、金融資産の取引と実体経済の関係を分析し、幻想と現実がグローバルに交錯する金融動学の世界へ案内します。
国際金融機関論 ヘッジファンドなど国際的に活動している金融機関を分析し、IMF(国際通貨基金)やBIS(国際決済銀行)などの公的機関の役割を研究します。
国際経済論I・II 国際経済の主体としての国民経済、国際経済における商品経済の基礎メカニズム、国際経済の成り立ちと発展、現代の国際経済について、講義します。
開発経済論 途上国開発の理論・歴史・実態を学びます。具体的な事例として東アジア諸国、南アジア諸国の開発の実態、開発金融(世界銀行)、発展要因等を検討していきます。

産業経済部門

食糧経済論 日本人の食生活は、戦後一方では日本型食生活が定着しながら、他方では加工食品を多食するものになりましたが、そこに問題はないのだろうか。また食料自給率がカロリーベースで40%になったことにも問題があります。
産業技術論 技術の発達史を概括しながら、技術進歩と産業の発展との相互関係について、理論的に明らかにしていきます。
情報産業論 情報通信ネットワークの発展が産業におよぼす効果を、企業レベルから企業間取引、社会的分業の再編にいたるまで、実態調査を交えつつ、理論的・体系的に考察します。また、各種情報産業の現状についても解説します。
中小企業論 日本経済の構造変化のなかで中小企業が抱える問題点と中小企業の対応について、講義します。
交通論 今日の山積する交通問題に答える学問が、交通論です。この講義では、歴史的に交通が商業から分離・独立していく過程を、「資本主義の発展と交通」という視点から、明らかにします。
産業集積論 中部地域には、日本でもトップレベルのものづくり都市があります。ものづくり都市を分析するには、産業集積の解明が必要です。
経営戦略論 IT革命下の新しい時代にふさわしい、新しい組織・新しいマネージメント・新しい戦略を考察すること。これが経営戦略論の課題です。

地域・環境部門

環境経済論I・II 今日、環境問題は人類が取り組むべき最大のテーマです。人類社会の存続の条件について基礎的考察をおこなうとともに、人類社会が環境に与える影響、その影響が社会におよぼす効果、これを防ぐ方策について考えます。
環境監査論 企業をはじめとして導入されつつある、ISOの規格14001に準拠したEMS環境管理システムについて、人々の環境主権、企業のアカンタビリティ、広義のコーポレート・ガバナンスの論点から、論じます。
地域経済論 地域経済の見方について、産業立地、地域構造、生活時空間などの視点から、身近な具体例を挙げながら説明します。
経済地理学 経済地理学の性格規定は困難ですが、地域の経済構造あるいは経済問題を、地域性を手掛かりに究明する科学と見ています。
障害者と社会 社会福祉の理念の具体的な実現が、地域においてどのようにおこなわれているのかについて、障害者、行政、健常者の立場から考察します。
日本文化社会論 世界の中の日本の「文化社会」の特性を明らかにして、現代日本の社会経済的問題についての重層的理解をおこないます。

理論経済部門

マクロ経済学I・II 金融システムや財政、国際経済関係の現実の問題を題材として、そのうしろの理論構造を議論していきます。
ミクロ経済学I・II ミクロ経済学は、生産者が商品をどれだけ生産し、消費者がどれだけ購入するか、価格はどのように決定されるかなどについて理論的に考察する経済学の一分野です。
経済理論I・II 欧米、日本および21世紀のアジアにおいて展開される資本主義の法則把握を課題とします。好況と不況の波動のなか、資本蓄積を進める経済の諸相を見つめます。
社会経済思想史 社会のなかで経済はどんな意味をもっているのか、社会をつくる人間とはいかなる人間なのか、こうした問いかけにまで視野をひろげつつ、今日にいたるまでの経済社会像にアプローチします。
情報経済論I・II リスクのある世界での人間の経済行為と、情報が一部の人々に偏在しているときに起こる経済的諸問題について考えます。
現代資本主義論I・II 現代の日本資本主義を主たる対象にして、その本質的特徴について、欧米資本主義との比較検討をとおして、明らかにします。
公共経済学I・II 市場経済と政府の経済的活動・介入が重なり合う部分に特有なさまざまな現象を取り上げ、それらについて経済学的な考察を加えます。

統計・情報部門

統計学I・II 統計学=数学というイメージをもつ人が多いですが、ここでの主要テーマは、経済の実態を把握するために経済データをどう分析するか、そしてそこから何を読み取るのかということです。
計量経済学I・II 統計的な手法を駆使して、個々の経済変数間の関係を数量的に把握することが、計量経済学の目的です。講義ではそのための基礎知識を学ぶと同時に、現実のデータを用いた応用計量分析にも触れます。