経済学部ニュース

●企業に向けてのSDGsアイデア発表会実施




7月8日(水)15:00〜18:00、名城大学天白キャンパスN202講義室にて、企業の方々をお招きし、SDGsをテーマとしたゼミ発表会を開催しました。当日は30社・50名の企業の方々にご参加いただき、ゼミ生28名に加えて、4年生10名やOBも参加しています。各グループが社会課題について調査・分析を行い、フィールドワークやボランティア活動などを通して得られた学びをもとに、課題解決に向けた提案を5つ発表となりました。

介護人材不足をテーマとした発表では、高齢化が進む日本の現状を踏まえ、学生・高齢者・企業の三者をつなぐ仕組みを提案しました。発表では、実際に参加した傾聴ボランティアでの経験をもとに、高齢者の心の支えとなるだけでなく、学生にとってもコミュニケーション能力や相手の立場に立って考える力を養う機会になることを示しました。さらに企業との連携によって継続的な活動の実現や地域社会への貢献についての説明となりました。

食品ロスをテーマとした発表では、アルバイト先で大量の食品が廃棄されている現状をきっかけに、日本の食品ロス問題について調査しました。その上で、大学の学食に着目し、閉店前の商品を割引価格で販売し、その情報をアプリで学生へ通知する「学食フードシェア」を提案しました。食品ロスの削減だけでなく、学生が手頃な価格で商品を購入できる仕組みとして、今後の試験運用も見据えた実現性の高い提案を行いました。

佐久島をテーマとした発表では、「留学生と若者の力を活かして世界へ佐久島を発信する」をコンセプトに、12月に実施予定の「sakushima nexus」について発表しました。これまでのフィールドワークを通して明らかになった認知度の低さや観光客の滞在時間の短いことなど、いくつかの課題が明らかになりました。こうした課題を踏まえ、留学生と日本人学生が交流しながら、竹林見学やごみ拾い、島内散策などを通して佐久島の魅力や地域課題を体験する企画を提案しました。また、参加者によるSNSでの情報発信を通じて、佐久島の魅力を国内外へ広めるとともに、リピーターや関係人口の創出につなげることを期待しています。

アジア競技大会をテーマとした発表では、大会の認知度は高い一方で、実際に観戦したいと考える人が少ないという課題に着目しました。その解決策として、大学内でパブリックビューイングを開催するとともに、企業との交流を組み合わせたイベントを企画し、スポーツへの関心を高めながら学生と企業が気軽に交流できる新たな場づくりを提案しました。現在は、イベントの実現に向けた準備も進めています。

外国人労働者をテーマとした発表では、愛知県の製造業を支える外国人材に着目し、日本語教育や生活支援だけでなく、昇進やキャリア形成を支える仕組みの必要性について提言しました。育成フレームワークや企業認証制度の導入を通して、外国人材が能力を十分に発揮できる環境づくりと、企業にとっても持続可能な人材育成につながる取り組みを提案しました。

■参加学生のコメント


小坂嶺寧(経済学科3年)

発表後には、企業の方々からそれぞれの提案に対して講評やアドバイスをいただき、多くの学びを得ることができました。今回いただいた寄せられた貴重なご意見は、今後の活動や提案内容を見直す上で大変参考となりました。8月に予定されているマレーシア・シンガポールでの海外合宿では、各グループが英語でプレゼンテーションを行います。今回の発表で得た学びや企業の方々からのご意見を生かし、助言を踏まえ、より良い発表ができるよう準備を進め、国際的な視点から新たな学びを深めていきたいです



(担当: 佐土井 有里)