経済学部ニュース

●佐土井ゼミ 「多民族国家マレーシアにおける自動車産業の現状と課題」調査報告

マレーシア最大の自動車メーカーPROTONにて PROTON技術者、日本からの技術支援
経営者などとの質疑応答・懇談
日本の三菱で1年間R&D研修を受けたPROTONシニアエンジニア



2017年9月27日(水)、クアラルンプール郊外シャー・アラムのプロトン自動車工場(PROTON)を名城大学経済学部2・3年生31名が訪問し、企業説明、工場見学、実車テスト試乗等の調査を実施しました。

 

PROTON社は1985年に当時のマハティール首相のマレーシア国民車構想のもと設立され、三菱自動車とマレーシア政府の合弁事業として発展してきました。当初は国民車優遇政策のもと、圧倒的な国内市場シェアを維持していましたが、2003年に三菱自動車が離れ、優遇制度が薄れ、シェアの減少が続き、立て直しのため今年から中国Geelyが参入しました。

 

このPROTON社での調査事例は、多民族国家のマレー優遇政策のもと、自動車産業をどう育成するのか? 日本企業の技術支援の役割は? 中国参入による影響は?など、ゼミの調査課題対象として、非常に興味深いものとなりました。



(担当:佐土井有里)