経済学部ニュース
4月19日(金)14:50〜16:20 N301にて、Joe Justice氏(Agile Business Institute)によるセミナーを実施した。Joe氏はテスラ(米国EVメーカー)でイーロン・マスク氏と共に働き、その働き方や開発経験をもとに、テスラにおける迅速な新車開発、自発的な働き方について話していただいた。
■受講生コメント
Joe Justice氏の講演から学んだことの1つ目はテスラやスペースXは、新商品を迅速に作ることに重きを置いていることである。テスラは、変化の激しい市場に対応するために素早く製品を開発することを重視していて、アジャイルな手法を採用し、時間の流れに乗ることで迅速に対応していることをご教示くださった。
2つ目はテスラの製造プロセスは、従来の流れ作業型の製造とは異なり、並列かつ並行して進行しているというところである。テスラでは、各パーツごとに専門のチームが存在し、それぞれのチームが自身の考えに基づいて設計や改善を行っていることから、デザインやパーツの変更が容易になり、迅速な製造が可能であることを認識した。
3つ目はテスラでは、ジャスティスボードと呼ばれるボードを使用して、データに基づいた意思決定を行うことである。このボードを活用することで、製品の安全性やコスト、耐久度などをリアルタイムで確認することができる。これにより、認証プロセスの時間を短縮し、迅速な意思決定が可能になるということが学べた。
感想として、Joe Justice氏の講演は非常に刺激的であり、そのビジネス哲学や製造プロセスについて興味深く学ぶことができた。特に、テスラがアジャイルな手法を取り入れて新商品を迅速に製造する姿勢は、時代の要請に合ったものだと感じた。また、ジャスティスボードを利用してデータに基づいた意思決定を行うという手法も効果的であり、組織内のコミュニケーションと迅速な意思決定を促進することができるのはとても良いと感じた。
(担当: 佐土井 有里)