2010年度 社会フィールドワーク愛知用水の歴史と現状 准教授 杉本大三

昨年に引き続き、本年も愛知用水の歴史と現状について勉強しました。名古屋市鶴舞図書館で愛知用水建設時の新聞記事を閲覧したり、愛知池(東郷町)のほとりにある愛知用水総合管理所を訪問したり、愛知用水の水源である牧尾ダム(長野県木曽町)を見学したりしました。受講生は、こうした校外調査や教室での講義を踏まえて、自分が興味を持ったテーマについて個人研究を行い、講義の終わりにその成果を発表します。人気のある研究テーマは、愛知用水通水前後の農業の変化や地域経済の変化でした。農業センサスや国勢調査などの一次資料を使用するように、ネットに頼らないように、自分の頭で考えるようにとアドバイスした効果があったのか、研究報告は力作揃いでした。