ゲーム理論とその応用 川森 智彦ゼミ 各企業の利潤が他の企業の意思決定に依存していることがしばしばあります。こうした相互依存を分析する道具であるゲーム理論を学びます。 |
お金の融通とは何かを考える 松田 慎一ゼミ 家計・企業・金融機関などのお金の取引や流れと、それに伴う課題について調査・分析を行います。 |
毎回、現代資本主義の理解に不可欠なテーマをひとつ取り上げ、検討する。経済学におけるものの考え方、現代資本主義を分析するための基礎視角を身につける。
現在、世界的に、格差や貧困、過重な労働が問題となっている。これらの問題は、現代資本主義の構造—特にグローバル化を前提とする企業収益構造、および国家のあり方—の変化と大きく関わっている。この授業では、日本に即して、現代の諸問題を現代資本主義の構造との関係でとらえていく。
政府の経済活動である財政のしくみや現状を理解する。また、現代財政の分析を通じて、地域や環境、医療や教育、社会保障など、日本社会の在り方について考察し、多様性が共存できる社会の在り方を考えてみる。
日本の金融に関する問題として、金融の自由化、貸し渋り、不良債権問題、銀行の救済、デフレ下の経済等、これまで著しい変化が生じてきた。金融の仕組みと金融仲介を理解し、私たちの生活・社会・経済を把握することを目標とする。本講では、金融の主要な用語の説明と理解を通して、金利、金融市場、金融機関の役割や金融システム等について学習を行う。
金融制度や金融政策が実体経済に与える影響は大きく、日本経済を把握するためには金融政策の理解が必要と考えられる。本講では、金融政策に関する主要な用語の説明と理解を通して、中央銀行の役割、金融政策とその影響、プルーデンス政策について学習を行う。
株価はどう決まるのか、なぜ株主優待があるのか、大学生でも株式投資ができるのか、どのような会社に投資すべきなのか。このような疑問を教室の中で解決していきながら、希少な資源である資金の効率的配分という証券市場の役割を学習する。
労働(労働者)の観点から経済の仕組みや問題点を考える。雇用・賃金・労働時間・生産性・格差・階級・社会保障・労働法・グローバル化などのテーマを、統計や理論、国際比較や歴史的視点などをふまえて考察する。
資本主義の中心は生産と流通をともに担う産業資本である。この産業資本から、なんらかの動因で、商業資本が分化・独立する。この講義では、そこをめぐる経済理論を集中的に考察してみる。
個々の市場の動きや、その参加者である個人や企業の意思決定について学ぶ。
理論的分析を助ける道具として、需要曲線、供給曲線、無差別曲線、費用曲線等を用い経済事象を説明する。そのため、授業では図を描き考え分析する時間にウェイトを置く。
市場では価格や取引量がどのように決まるのだろうか。社会全体にとって望ましい取引が行われるのだろうか。ミクロ経済学では、このような疑問に図や数式を用いて答えていく。
マクロ経済学には、記号や式が次から次へと出てくる。したがって、毎度の練習問題や授業の予習復習を怠ると、すぐ分からなくなってしまう。本講義の最初の部分はマクロ経済学の基礎固めで、面白い部分は最後の部分になるので、途中で迷ってしまうと、せっかくの面白い部分の勉強が楽しめなくなるだろう。
本講義では、はじめにマクロ経済学の重要な指標の一つであるGDPについて学び、GDPがどのように決まるのかという問題について理論的に考える。さらに、財政・金融政策が経済に与える影響とそのメカニズムについて説明する。
現代の経済システムは急速に変化している。その変化を読み解く眼を鍛えるためには、思考のツールとして経済理論の手助けが必要である。しかし、経済理論ほど、様々な理論が入り乱れている分野は、他には見あたらないかもしれない。本講義では、経済学の巨人たちにスポットライトをあてながら、古典派から現代の経済理論まで、その基本的な考え方について講述する。特に制度的視点や歴史的視点を持つ経済理論について考察する。
現代の経済は、長時間労働や過密労働、貧困や失業など、さまざまな問題を抱えている。マルクス経済学は、これらの問題が資本主義経済の本質的特徴に由来すると捉え、なぜ、どのようなメカニズムで、それらの問題が生じるのかを解明する経済学である。この授業では、資本主義経済を理解するための理論としてのマルクス経済学の基本的な考え方を学んでいく。
人間の経済行動を理論として把握するための諸問題を検討する。なぜ市場交換が発生したのか、人間が金儲け行動に熱中するのはなぜか、なぜ人間は共同体を基礎にしなければ生存できないのか、国家の本質は、などを考える。