第12回ゼミナール レポートフェスティバル

2013年11月30日(土)、第12回「ゼミナールレポートフェスティバル」が開催されました。2年生以上が所属する専門ゼミナールごとに、自分たちの意見を分かりやすく伝える工夫をして研究成果を発表しました。普段はそれぞれに活動しているゼミが一堂に会して、他のゼミの学生や教員と意見交換する場ともなりました。今年度は13ゼミナールから34研究報告があり、300名以上の学生が参加しました。真剣な研究報告と熱のこもった議論をおこなった先輩からのメッセージやコメントの一部を紹介します。
仲間とともに乗り越えてきた
「苦い経験」

研究を進めていくうちに、「自分たちは何を主張したいのか?」がわからなくなるという大きな壁が立ちはだかり、先が見えない暗闇の中でもがいて苦しい時期もありました。仲間と根気よく議論を続けていたある時、自分たちの主張が明確になりはじめ、以降、どのような理論で結論まで導いていくのかを仲間と考える過程が楽しかったです。しかし、発表する時にはどのように伝えれば聴き手が納得してくれるのか…、これについてはグループ以外の人たちの意見を参考にしてプレゼンテーションの改善を繰り返しました。 メンバー全員でレジュメを作成し構成を組み立てたので、メンバーの誰か一人でも欠ければ発表することはできませんでした。レポートフェスティバル成功の秘訣はチームワーク、自分自身の考えや相手の考えを理解することができる良い機会です。
一つのことをやり遂げた「達成感」
そして自らの「成長」

グループのリーダーを務めました。生来、私は消極的でメンバーを引っ張っていくようなタイプではないので不安でしたが、引っ込み思案なところを変えたくて頑張ることにしました。最初のころは、自分の言いたいことが仲間にうまく伝えられずグループはバラバラでした。ゼミ内の中間報告会においても、レポートフェスティバルに参加できるようなレベルには程遠い状態でした。しばらく落ち込みましたが、自分自身が変われば仲間もついてきてくれる、そうすれば納得いく発表ができる!と信じて取り組むようになりました。当日の発表はあっという間に終わりましたが、そこに行きつくまでのプロセスが私に大きな達成感をもたらしてくれました。
後輩の皆さんへ、
一緒に最高の思い出をつくりましょう

グループ内で意見の対立が起きたとき、皆の意見をいっぱい聞いて、お互いが納得できるまで何度も話し合いをしました。お互いの意見を尊重し合うことで徐々に皆の意見がまとまり、団結力が強まって協力して発表の資料づくりに取り組むことができました。質疑応答ではしっかりした回答ができずに残念でしたが、今回の反省点を生かして、次回のレポートフェスティバルでは、後輩たちとともに、より一層良い発表にしたいと思っています。一緒にがんばりましょう!


名城大学では、年に1度、教育の日常的取り組みの中からトピックを選び、共通テーマの下で、すべての学部・研究科の教員、事務職員、他大学の教職員が集い、全学的な教育改善の動きを共有する場としてFDフォーラムを実施しています。2013年10月30日(水)に開催された第15回 FD フォーラム(主催:FD 委員会・大学教育開発センター)は、「いかにして学生の主体的な学習の場をつくるのか」をテーマとし、経済学部からの事例紹介として、2名の学生が「ゼミナール レポートフェスティバル」について報告しました。ここにそのスピーチを紹介します。

産業社会学科4年
杉山文規のスピーチを読む

経済学科4年
柴田侑里のスピーチを読む


 

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