経済学部ニュース

●「モスクワ大学ビジネススクールや海外大学との国際WEB会議共同研修による課題解決型プロジェクト」実施報告<オンライン最終プレゼンテーション>




モスクワ大学ビジネススクール、立命館アジア太平洋大学(APU)、名城大学の学生有志による国際ビジネスプロジェクト “International Business Project organized by Moscow State University (Russia), Ritsumeikan Asia Pacific University (Japan), Meijo University (Japan)” を実施しました。

このプロジェクトは4月~5月の2か月間をかけて3校の学生が混成6チームに分かれ(各チーム4~5名)日本企業のロシア進出に関するケース課題についてSNSを使って討議し、調査し、考えをまとめ上げ、最終プレゼンテーションをオンラインで発表するというものです。このケース課題は実際にある日本企業のケースを取り上げ、企業側と大学側で相談しながら実際の課題を作り上げたものです。

学生参加者は、モスクワ大学のロシア人学生(20名)やAPUのアメリカ人、ドイツ人等留学生(5名)と名城大学経済学部の日本人学生(5名)で、日本人学生にとって非常にハードルの高いプロジェクトとなりました。

5月28日(金)16:00~19:00 オンラインで最終プレゼンテーションを行い、4グループ発表ののち、Q&A、3校の担当教員からのコメント、企業関係者からのコメントにて締めくくりました。優秀な海外の学生とのプロジェクトは学生にとって非常に良い機会となり、強い刺激を受けました。


●「モスクワ大学ビジネススクールや海外大学との国際WEB会議共同研修による課題解決型プロジェクト」実施報告<オンラインセミナー>


5月12日(水) モスクワ大学ビジネススクール Associate Professor Dr. Sergei Shaposhinikov先生によるオンラインセミナーを実施し、テーマ「ロシア・日本ビジネス戦略」Russia and the Japanese Business Strategies について、約1時間のオンラインセミナーを名城大学経済学部学生向けに講演いただきました。

セルゲイ先生は日本での留学経験、貿易業務経験もあり、日本とロシアのビジネスについて地理的、文化的、政治・経済的要因から分かり易く説明いただきました。

まず、極東ロシアと日本は地理的にも非常に近く、またロシア人は日本製品や日本企業、日本人に対して非常に高い評価や信頼感をもっているにもかかわらず、日本企業のロシア進出が非常に少ないという現状について説明され、「なぜ日本企業のロシア進出が進まないのか」、という観点に立ち、ロシアの可能性について提示されました。

一般的に日本人のロシアに関する知識・情報が少なく、まず、多面的に現地の情報・知識を多く得ることが重要で、今回のセミナーにより、ロシアの現状、ロシアビジネスの可能性、ロシア人の友好的な日本人観、ビジネス文化慣習の違い等を学ぶことができました。




(担当: 佐土井 有里)