経済・社会を史(し)る
赤木 誠ゼミ
西洋の経済・社会の歩みを中心として学ぶ中で、社会にでて必要とされる社会人基礎力を養います。

 
ダニエル・デフォー『ロクサーナ』を読む
西山 徹ゼミ
文学作品を通じて経済学の世界にアプローチしつつ、読解力、文章構成能力、プレゼンテーション能力などを磨きます。
    「労働」を思想史的に考察する
門 亜樹子ゼミ
「労働」の本質をめぐる種々の思想を、経済学の古典とともに、哲学、キリスト教、啓蒙思想に関する諸文献を基に考察します。

  歴史の視点から今の日本経済をみる
大瀧 真俊ゼミ
近現代の日本経済史を学ぶことを通じて、今の経済問題を長期的な視点で考える力を養います。
 

●イギリス近代思潮

本講義においては、17、18世紀の社会的事象を概観しつつ、イギリス近代初期の代表的な思想家ベイコン、ホッブズ、ロック、ヒューム、スミスらの古典的著作の意義を考察する。社会的事象と思想の相互作用の中で新しい社会体制が生成されていく過程を明らかにしたいと思う。

●社会思想史

社会思想史は、近代に社会諸科学の一分野として誕生した経済学の主柱となるさまざまな基礎概念(人間像と社会観)に対する理解を深める上で、重要な学問である。本講義では、哲学と宗教(キリスト教)との絡み合いという視点から、18世紀イギリスおよびフランスの啓蒙思想を中心に、古代から近代に至るヨーロッパの社会思想の「流れ」を把握することを目指す。

●日本経済史

本講義では、近現代の日本において経済・産業がどのように発展を遂げてきたのかについて解説する。それを通じて、現在の日本経済が抱えている特徴や問題がいかなる歴史的経緯から生まれてきたのかを理解してもらうことが目標となる。特には各時代の出来事と現在とのつながりに解説の重点を置いて、今の経済問題を長期的視点から捉える力を養成する。また世界経済(特にアジア)との関係史にも重点を置き、グローバル化のあり方を考えるためのヒントを提供する。

●経済史総論

なぜ豊かな国と貧しい国が存在しているか、皆さんは考えたことがあるでしょうか。本講義では、先史時代から現在までの時期を対象とし、こうした「格差」が生まれた要因について検討します。その際、世界の様々な地域が相互に与えた経済的な影響についても検討することで、グローバルな視点から理解を深めることを目的とします。

●西洋経済史

皆さんの中には、「西洋=先進国」というイメージを持たれている方が多いかもしれません。本講義では、近世から現在までの時期を対象とし、近世以降、経済的覇権を握ったとされる西洋諸国の経済史について検討します。その際、西洋諸国各国の経済の興亡の過程を検討することで、今日につながる「道」を理解することを目的とします。

●経済思想史

本講義では、「市場経済」の形成と展開に対する経済思想家の見解に焦点をあて、彼らの思想内容について解説する。現代経済学の礎となったイギリス古典派経済学を中心に、17世紀後半から20世紀前半までの経済思想家(ロック、ヒューム、重農学派、アダム・スミス、マルサス、リカードウ、J.S.ミル、ドイツ歴史学派、マルクス、ケインズ等)を取り上げる。