経済学部ニュース

●2015年度 体験型プログラム実施専門ゼミナール 報告

 

2015年度から、名城大学基本戦略プラン「Meijo Strategy-2026」【通称:MS-26】※がスタートしました。2026年は開学90周年にあたります。MS-26に掲げるビジョンは、本学の志であり、学生・生徒が卒業・修了後に本学を卒業・修了して良かったと思える大学・高等学校づくりを目指しています。

経済学部は、これまでも企業や地域の課題を解決する体験型プログラムを実施しています。この体験型プログラムを飛躍的に深化・発展させるため、2015年度MS-26推進支援事業「専門ゼミナールをベースとし体験型プログラムを通して課題解決能力を育成する取り組み」として、つぎの2つの仕組みを導入しました。

(1)公募制によるプログラム採択:学生が体験型プログラムを自ら立案し、プログラムの目的・計画・方法・予算の詳細を記した申請書を作成しました。ゼミナール運営委員会が申請書の審査を行い、優秀なプログラムに予算を配分しました。(2)成果物の第三者評価:本プログラムの成果は報告書に纏め、報告書は社会に通用する文書・提言かどうかという視点から、学外のシンクタンクによる評価・指導も受けました。 シンクタンク専門家による報告書(案)への評価・指導

2015年度は、佐土井有里ゼミナールの「三重県と台湾の産官連携台日産業連携架け橋プロジェクト」に10名、山本雄吾ゼミナールの「明知鉄道活性化施策調査」に11名が参加しました。

※「Meijo Strategy−2026」【通称 : MS-26】詳しくはコチラから


佐土井ゼミ:受講生のコメント



■一つのプロジェクトに多くの方が関わり、産官それぞれの方が強い思いを持ち、力を注がれているかを知りました。また、三重県庁でのヒアリングでは、働くということの本質を教えていただけたのではないかと思います。いよいよ始まる仕事について、今一度見つめ直す事が出来ました。(T.Y)

■企業の訪問により、文献資料だけでは見えてこないことがよくわかりました。また、連携企業間での調査からは、相反する意見を粘り強く調整することの大切さを学ぶこともできました。今回、台湾の学生と協力して調査を行うことでより深い見識を持つことができたと思います。みんなでレポートを書き上げることは難しかったのですが、より綿密な打ち合わせをおこなうなど、チーム力を鍛えることができたと感じました。(N.A)

「三重県と台湾の産官連携台日産業連携架け橋プロジェクト」

※表紙と目次をPDFでご覧いただけます。


三重県雇用経済部国際戦略課にてヒアリング
台日産業連携推進オフィスにてヒアリング


山本ゼミ:受講生のコメント



■私は本調査の実施により、多くの経験をしました。 特に、ヒアリング調査は大きな経験となりました。アポイントメントを取ることや当日の日程の計画等を学生のみで行うことで、学生間の団結力や計画能力を向上することができました。さらに、企業の方々へのヒアリングなどの実地経験は、これからの自信にもつながりました。(S.S)

■明知鉄道活性化施策調査では、活性化の先行事例として、ゼミで選定した3社の鉄道事業者へ実際にヒアリング・現地調査を行うことができました。ヒアリング・現地調査についてはMS-26支援事業の助成が無ければ費用的に難しく、非常に有意義なものでした。また、ゼミ生全員が「明知鉄道の活性化施策を提言する」という一つの共通の目標に向かって活動し、報告書を作成したことで結束力が高まりました。(S.K)

「明知鉄道活性化施策調査」

※表紙と目次をPDFでご覧いただけます。


明知鉄道貸切列車内でのレクチャー
ネーミングライツによる列車愛称プレート掲示列車を視察